ホームページ Web制作(岐阜/名古屋/三重)|BIRTHDEY

最近欲しいものといわれて真っ先に答えるのが、「子供」です。

相棒と一緒に衣食住するようになってから1年がたち、もうというか、やっとというのかは分かんないですが、自分の子供が欲しくなってきました。まさかこんな感情が芽生えるとは自分でもビックリでしてね。驚いています。

そもそも僕は子供が嫌いなのです。嫌いというより、苦手です。それにはもちろん理由があります。

あれは僕が中学生で超ピュアで好青年だった頃(今はもっと好青年ですが・・・汗)、家庭科の事業で、学校の近くの保育園に2回訪問することがありました。ちなみにその頃は子供が大好きで、かわいいなぁといつも思っていました。

1回目の訪問は、とりあえず顔合わせみたいなもので、園児とお話したり、保母さんとお話したり、遊んであげたりする時間でした。生意気な子もいましたが、とてもかわいらしい子もいて、「子供って無邪気でええなぁ」とか、「自分もちっちゃい頃はこんなんだったなぁ」と、つかの間のふれあいを楽しみました。

少し時がたった頃、「2回目の訪問をします」と、家庭科の先生が言いました。「おぉ!またあの子たちと遊ぶことが出来るのか!」とテンションがかなりハイになりました。しかも「家庭科の時間を利用しておもちゃを作り、園児にプレゼントしよう」と先生がサプライズプレゼントを企画。もちろん腕がなるじゃありませんか。「まっかせなさい!あの子達のためなら、トミーを超えるクオリティのおもちゃを作れるぜ!」と意気込んだのを今でも覚えています。かわいい園児たちの喜ぶ顔を思い浮かべながら、2時間分くらいの時間を利用して、おもちゃをつくりました。

さてさて、待ちに待った保育園訪問の日。どれだけこの日を楽しみにしていたか。自分のプレゼントで園児が喜んでくれると思うと、胸がワクワクしてなりませんでした。友達にも「喜んでくれるかなぁコレ」なんて会話をしながら、顔もニヤニヤしながら、保育園に向かっていました。でも自分の心の中では、そんな心配を人に伝える反面、内心では「絶対これなら喜ぶ。愛情たっぷりだからね!」と、喜んでもらえるのがあたりまえかのように、確信していました。

保育園に着いて、待ちに待ったプレゼントタイム!!「今日はねぇ、このお兄ちゃんたちやお姉ちゃんたちが、みんなのためにプレゼントを持ってきてくれたんだよ~!何を持ってきてくれたのかなぁ??」と保母さんの声に、園児たちが「わーい!!なーにをくれるのー!!」と手をばんざいさせながら、飛び跳ねています。この瞬間「ついにこの時が!前からずっと楽しみにしていた、このプレゼントを渡す瞬間!」。なんでもそうだけど、プレゼントとかってとにかく1秒でも早く渡したい!って感情ありますよね?特に自信があるものならなおさらだと思います。そして・・・ワクワクしている僕の隣で先生がいいました。

「じゃあプレゼントを渡しましょう!」

先生の渡しましょうコールがかかり、僕は指定の園児にプレゼントを渡しました。

「○○君のために、おにいちゃんがこれ作ってきたよ!はいどうぞ。」

ワクワクしながら・・・それはまるで愛の告白をするかのように、胸の高鳴りを感じながらプレゼントを渡したその後、僕にはまったく予想してなかった返答が返ってきました。

「こんなのいらない・・・。」

一瞬何といったのかわかりませんでした。というより、理解ができませんでした。その後仰天の光景が目に飛び込んできました。僕が愛情込めて作ったおもちゃを、足元に叩きつけ、グシャっグシャっと踏みつけられ、終いにはトーキックされたのです。皮肉にもトーキックされたガラクタは、綺麗な弧を描いて運動場の上に落ちました。

この話、本当に実話です。ノンフィクションです。

「なんてことするの!お兄ちゃんが一生懸命作ってきてくれたんだよ!」と保母さん。先生も唖然。僕は完全に固まっていました。「はやく謝りなさい!」「だってこんなのいらないもん!」という先生と園児のやりとりがあった覚えはありますが、僕は頭の中が真っ白でした。そして泣きそうになりました。ていうかちょっと泣きました。

僕は無言のまま靴を履き、学校に帰ろうとしました。先生が追っかけてきて「ちょっとちょっと!あの子も悪気はないんだから・・・勝手に帰っちゃだめだよ!」といってきたのですが、なぜ園児の肩をもつのか、僕には意味が分かりませんでした。あの頃は僕もピュアだったからねぇ・・・。そして僕は「帰ります!マジで帰ります!もう無理っす!」の3点張り。しかし、そこは先生の説得に折れ、訪問タイムが終わるまで居させられたのですが・・・・・学校に帰るまでの僕はなんとなく想像して頂けるかと思います。

その時から、子供への見方が180度変わりました。そしておそらく最近まで、そのことが無意識に心の中に潜んでいて、知り合いの子供とか、お客さんの子供とかを見せられても、触れたくない一心で、逃げ続けて参りました。向こうから何か話しかけられても、「へぇ」で終わらせる。特にこっちから話しかけたりすることもないから、子供から気に入られることもない。小さい子に触れることから逃げ続けてまいりました。

それが今では、人の子が可愛く見え、知らない子にも目が合ったら手を振ったりして、そして自分の子が欲しいと願う始末。真剣に嫌だった過去のエピソードが、今では笑い話のひとつです。いろんな意味で、ちょっとは大人になったんかなぁと感じます。

2008.03.16チャイルドに憧れています

WRITTEN BY TAKESHI YASUE

COMMENT

コメントはまだありません。

POST HERE

  • ギフレク
  • 306 PRINT FACTORY
  • TOMATO SOURCE
  • FICC FREELANCE NETWORK
PAGETOP