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「見て分かるのに、言えない」を解きたくて。英単語アプリ「タンゴデール」をつくりました

タンゴデールロゴ

英語と付き合うようになって、ずいぶん経ちます。
仕事でも日常でも英語を使っていますが、それでもいまだに、話している途中で「あの単語、なんだったか」と言葉に詰まることがあります。

不思議なもので、その単語は見れば分かるし、聞けば意味もすぐに浮かぶ。分かっているのに、出てこない。

単語を「見て分かる」ことと、「必要なときに瞬時に取り出せる」ことは、似ているようでいて別の力です。
前者はインプット、後者はアウトプット。この差にもどかしさを感じている人は、きっと少なくないはずです。

そんな実感から、無料の英単語学習アプリ「タンゴデール」をつくりました。

タンゴデールトップ
タンゴデールトップ画面

見る、聞く、思い出す

これまで英語の友、スタディサプリ、HelloTalkと、いくつもの学習アプリを使ってきました。
現在も英検準1級に向けて、でた単のアプリを開いています。
どれもよくできていますが、使いながら「自分ならこう組み立ててみたい」という思いも、少しずつ膨らんでいました。

タンゴデールでは、1回の学習の中に次の3つを織り交ぜています。

  • 単語を見て答える
  • 音声を聞いて答える
  • 覚えた単語を、自分の力で取り出す

 

はじめの2つは多くのアプリにある形ですが、3つ目の「思い出す」を同じ流れの中に組み込み、混ぜて学ぶとどうなるか。
それを、誰でも無料で試せるかたちにしたかった。それが出発点です。

取り出す回答画面

あえて、試験別のモードは設けていません

開発の途中で、「TOEIC◯点を目指す」「英検2級に絞る」といったモードを設けることも考えました。
ただ、調べるほどに簡単ではないことが分かってきました。

TOEICも英検も、どの単語が何点、何級にあたるかという公式の基準は公開していません。
根拠のない線引きで「◯級対応」とうたうのは、使ってくださる方に対して誠実ではない。というかもはや詐欺。
加えて英検については、その名称を使って紹介するには申請と費用が必要になるようです。

そこで、最初に簡単な診断テストを受けていただき、その結果から英語のレベルを内部で見積もって、レベルに合った問題を出題する設計にしました。
試験名こそ掲げていませんが、結果としてTOEICにも英検にも役立つ内容になっていると考えています。

AIは道具。決めて、確かめるのは自分

プログラミングの大部分は、AI(CodexとClaude)に任せました。
とはいえ、任せきりで完成するものではありません。

AIも人と同じように間違えます。最初に固めたはずの要件を途中で見失い、違う方向へ進んでしまったこともありました。
それ以来、要件を最初にきちんと言葉にして、AIが迷わない仕組みを整えることを大事にするようになりました。
別のAI(Gemini)に第三者の立場でチェックさせる体制もとりました。

発音音声も、雑音や余計な声が混じっていてもAIはそれに気づかないことが多々ありました。
聞いて、作り直して、また聞く。その繰り返しで、ひと月ほどかけて形になりました。

「何をつくりたいか」を持っていること

AIは、たくさんの案を出してくれます。
けれどそれは、誰が尋ねても似たように返ってくる案でもあります。

今回あらためて感じたのは、価値が生まれるのは、自分の経験や「こういうものをつくりたい」という意志と、AIの案とを掛け合わせ、取捨選択するところだということです。
つくりたいものがはっきりしていなければ、方向も定まらず、続ける力も湧いてきません。

これはWeb制作の仕事でも、まったく同じだと思っています。

これから

気持ちさえあれば、日々の英語学習に十分取り入れていただける内容になったと思います。
いまの課題は、より多くの方に、無理なく続けて使っていただくための工夫です。
ここはまだ模索の途中です。

英語に興味のある方は、よろしければ気軽に試してみてください。
「ここがこうだったら」というご意見があれば、改善要望フォームからお寄せいただけるとうれしいです。
いただいた声をもとに、少しずつ育てていきます。

▶ タンゴデール:[https://tangodale.com/]
▶ 改善要望フォーム:[https://tangodale.com/contact/]

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